OPECプラスが増産へ。原油価格の沈静化は目前か、それとも反転するのか?
Tradingkey - イラン紛争の勃発から約3カ月が経過したが、原油価格は高値圏での変動が続いており、WTI原油先物は100ドル付近、ブレント原油は105ドル付近で推移している。価格が現在の水準を維持している主な要因は、市場のコンセンサスにある。すなわち、ホルムズ海峡における緊張の高まりが世界の供給を混乱させている一方で、需要も抑制されており、これら2つの要因が相殺し合うことで、微妙な動的均衡が生じている。モルガン・スタンレーの最新レポートによると、中東の主要産油国の純輸出は減少しているものの、米国を中心とする他の産油国が輸出供給を大幅に拡大させている。同時に、中国などの主要輸入国が輸入量を削減しており、これらが相まって現在の原油市場の需給均衡を支えている。