[ 3月12日 ロイター] - ゴールドマン・サックスは、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ予想を延期し、中東紛争に関連したインフレ・リスクの高まりを理由に、9月と12月に4分の1ポイントの利下げを行うと予想した。
米証券会社はこれまで、緩和サイクルは6月に始まり、9月に再び引き下げられると予想していた。
米イラン戦争が原油供給ショック、インフレ上昇、不透明な経済見通しへの懸念を煽り、世界の金融市場は圧力を受けている。
「9月までに、労働市場のさらなる軟化と基調的なインフレの進展の両方が、利下げの根拠となると予想する」とゴールドマンは水曜日のノートで述べ、労働市場が予想よりも早く、かつ大幅に軟化すれば、早期の利下げの可能性は残されていると付け加えた。
弱い2月の雇用統計( (link) )は、労働市場のさらなる冷え込みに対する懸念を引きずっており、GDP成長率の鈍化と地政学的リスクの高まりが、早期利下げの可能性を高めている、とゴールドマンのストラテジストは指摘した。
同証券会社は、もし労働市場が早期利下げを正当化するほど弱くなったとしても、原油価格の上昇がインフレやインフレ期待に影響を与えるという懸念が、FRBの早期緩和を妨げることはないだろうと付け加えた。
トレーダーは現在、米中央銀行が9月に25ベーシスポイント(bp)の利下げを実施する確率を約41%としている。
FRBは3月17-18日に開催される政策決定会合で、基準金利を据え置くとの見方が強い。