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トランプ氏の演説が金価格の短期的な乱高下を誘発、日中で100ドル超の下落を記録。

TradingKey
著者Alan Long
Apr 2, 2026 1:30 AM

TradingKey - 木曜(4月2日)のアジア時間早朝、ドナルド・トランプ米大統領がイラン情勢に関する国民向け演説を開始した直後、金市場のセンチメントは急激に反転した。それまでは米ドル安を背景に、現物金( XAUUSD)は4営業日続伸しており、一時1オンスあたり4,800.25ドルと、3月20日以来の高値を記録していた。

しかし、トランプ氏が演説で米軍が迅速かつ決定的な勝利を収め、米国の主要な戦略目標が完了に近づいていると述べたことで、金価格の短期的ボラティリティは著しく高まった。

市場の動きを見ると、金価格は高値から急速に値を戻した。市場はこの発言を地政学的リスクの沈静化のシグナルと解釈した可能性が高く、安全資産への買いが後退し、金価格は短期間で100ドル超も急落した。

論理的に考えれば、今回の金価格の急反落の核心的な理由は、トランプ氏の発言そのものだけでなく、市場が「紛争の早期終結」の可能性を再織り込みに動いたことにある。

米国が真に勝利を収めれば、原油価格の上昇圧力は緩和され、インフレ期待もそれに追随することになり、年内後半のFRBによる利下げ期待が再燃する可能性がある。しかし短期的には、トレーダーは積み上がった安全資産のポジションを解消することを優先する傾向がある。

今後、市場はトランプ氏の演説の詳細や、イラン側からの新たな反応を引き続き注視することになる。特にホルムズ海峡に関する発言は、原油と金の次なる方向性を決定づけるだろう。緊張緩和への期待が高まり続ければ、金にはさらなる利益確定の売り圧力がかかる可能性がある。一方で、情勢が再び悪化すれば、安全資産への資金流入が急速に復活する可能性もある。

免責事項:本サイトで提供する情報は教育・情報提供を目的としたものであり、金融・投資アドバイスとして解釈されるべきではありません。

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