[ 9月8日 ロイター] - 米国の石油・ガス生産会社であるコノコフィリップスCOP.Nは、ネクストディケードNEXT.Oのテキサス州リオグランデ輸出施設から年間100万トンの液化天然ガスを20年間購入すると、両社は月曜日に発表した。
ネクストディケイドは、リオグランデの5番目の液化施設(トレインとも呼ばれる)から超低温燃料を供給する。
このLNG生産会社の株価は、取引時間の延長で2.3%上昇した。
米国のLNGセクターは、ドナルド・トランプ大統領が1月に新規輸出許可の一時停止を解除して以来、商業活動が急増している (link)。この凍結は元々、公益基準の見直しのために前政権が2024年に課していたもので、トランプ大統領就任直後に撤回された。
現在建設中の新規プロジェクトや、今年中に財務認可を取得する見込みのプロジェクトもあり、世界最大のLNG輸出国である米国は、2030年までに輸出能力を3倍に増やす可能性がある。
ネクストディケイド社は、年産17.6トンのリオグランデLNG施設を建設中で、年産10.8トンのトレイン4と5も開発中だ。
ConocoPhillips社との契約は、第4四半期に予定されているトレイン5の最終投資決定を前提に、ヘンリーハブに連動した価格でのフリーオンボード方式となる。
NextDecade社は、トレイン5からのLNGを20年契約で合計450万トン/年販売すると発表した。同社によると、これはトレイン5のFIDをサポートするのに十分な量であり、トレイン5の商業化は完了している。
LNG開発会社は通常、建設に必要な資金を調達するのに十分な供給契約を確保した時点で、プロジェクトのFIDに到達する。
ネクストディケイド社は、サウジアラムコ (link) 2222.SE、トタルエナジーズ (link) TTEF.PA、日本最大の発電事業者JERA (link)、EQT (link) EQT.Nとも同様の契約を結んでいる。