
Jaspreet Singh
[ 2月24日 ロイター] - HPHPQ.Nは、米国の貿易規制やメモリーチップ危機によるコスト増に苦慮する中、2026年度の業績が予想の下限になるとの見通しを示し、同社の株価は延長取引で3.6%下落した。
デルDELL.Nなどの同業他社と同様、HPもサプライチェーンの調整や値上げなどの対策を講じ、トランプ米大統領による不安定な関税やメモリーチップ価格上昇の影響を緩和している。
その結果、AIを搭載したパソコンの普及が進み、ウィンドウズ11のアップグレードサイクルが進行していることから、HPは火曜日に第1・四半期の売上高と利益でウォール街の予想を上回った。
アナリストらは、テクノロジー企業によるAIインフラの急速な構築により、世界のメモリーチップ供給の多くが枯渇しているため、メモリーチップの逼迫がスマートフォンやPCを含む (link) コンシューマーエレクトロニクスの世界的な需要に打撃を与える可能性があると指摘している。
HPのカレン・パークヒル最高財務責任者(CFO)は声明で、「メモリー・コストの上昇を特徴とするダイナミックな環境下で1・四半期を終えたばかりであるため、通期の業績見通しは据え置くが、現時点ではレンジの下限に近づくと予想している」と述べた。
インターナショナル・データ・コーポレーション(IDC)のワールドワイド・モバイル・デバイス・トラッカーズのリサーチ・マネージャー、ジテッシュ・ウブラニ氏は、「IDCの予備データでは、26年のスマートフォンとパソコンの出荷台数は2桁台前半の減少が予想されている」と述べた。
LSEGがまとめたデータによると、HPの第1・四半期の売上高は6.9%増の144億4000万ドルで、アナリストの平均予想139億4000万ドルを上回った。
1月31日に終了した四半期の調整後の1株当たり利益は0.81ドルで、予想の0.76ドルを上回った。
コンシューマー向けおよび業務用PCを擁するパーソナル・システム部門の売上高は、11%増の102億5000万ドル。オフィス向けプリンターやサービスを含むプリンティング部門の売上は2%減の41億9000万ドルだった。
HPは、第2・四半期の調整後1株当たり利益を0.70ドルから0.76ドルと予想した。アナリスト予想は0.74ドルだった。