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リリー社、オルナ社買収24億ドルで次世代細胞治療に賭ける

ロイターFeb 9, 2026 3:01 PM

Padmanabhan Ananthan Sriparna Roy

- イーライ・リリー LLY.N は、オルナ・セラピューティクスを最大24億ドルの現金で買収し、患者自身の細胞を取り出さずに体内で治療薬を生成する技術を手に入れる。

月曜日に発表されたこの取引は、ここ数ヶ月の間に米国の医薬品メーカーが肥満以外の分野への多角化を図るために行った一連の取引の中で最新のものである。リリー株は朝の取引で3%以上上昇した。

オルナは、新規脂質ナノ粒子とともに、サーキュラーRNAと呼ばれるRNAの一種を使用する治療法を開発している。その主要な薬剤候補であるORN-252は、開発の初期段階にある。

これはキメラ抗原受容体T細胞(CAR-T)と呼ばれる治療法の一種で、CD19と呼ばれる受容体を持つ細胞を標的とする。

CAR-T療法は、患者の免疫細胞を改変して特定の標的を認識させ、がん細胞を破壊する。

ブリストル・マイヤーズ・スクイブ BMY.N、ギリアド GILD.O、ジョンソン・エンド・ジョンソン JNJ.N などの製薬会社はすでにがん治療のためにCAR-T療法を提供しているが、そのほとんどは細胞を分離し、改変して患者の体内に戻すというものである。

オルナは、研究室で細胞を改変する代わりに、「生体内」つまり体内で細胞を作り出すことを目指している。

BMOキャピタル・マーケッツのアナリスト、エヴァン・セイガーマン氏によると、オルナのプラットフォームは、リリーのがん・免疫領域における能力を拡大する可能性があるという。

しかし、セイガーマン氏は、この技術はリスクが高く、大規模な臨床試験での検証もないとし、また昨年この分野で取引を行ったブリストル・マイヤーズ、アッヴィ ABBV.N、ギリアドとの厳しい競争を指摘した。

競争の激しい肥満市場を支配しているリリーは、買収や提携を通じて、大ヒットした減量薬にとどまらず、炎症性腸疾患、がん、眼疾患、遺伝子編集技術など、他の治療分野への多角化を進めている。

(link) 同社は今月、中国のイノベント・バイオロジクス 1801.HK と免疫学と腫瘍学の医薬品開発で合意した。契約一時金として3億5000万ドル、マイルストンが達成されればさらに85億ドルを支払うことになる。

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