
Alessandro Parodi
[ 2月6日 ロイター] - 世界の自動車メーカーは、ドナルド・トランプ大統領の下での厳しい米国市場、中国での価格競争、欧州での車種構成の複雑化などを背景に、電気自動車への意欲を縮小し、過去1年間で約550億ドルの評価損を計上した。
ジープとフィアットのオーナーであるステランティス (link) STLAM.MIは、2025年下半期に約222億ユーロ(265億ドル) の費用を計上することを明らかにし、同社の株価を20%以上下げて6年ぶりの安値とした。
ステランティスのアントニオ・フィローサ最高経営責任者(CEO)は、評価損は「エネルギー転換のペースを過大評価したことによるコスト」だと述べ、同業のフォードF.N、ゼネラル・モーターズGM.N、フォルクスワーゲンVOWG.DEも同様のコメントを発表した。
レガシーな自動車メーカーは、特に中国からの新規参入者に追いつくのに苦労している。 (link)、欧州 (link)、特にEVシフトが急激に停滞している主要市場である米国 (link) での電動化目標を下方修正している。
ステランティス
仏伊自動車メーカー、ステランティスは2月6日、 (link)、これまでで最大となる巨額の評価損を計上した。この評価損は、消費者の需要と米国の新たな排ガス規制を満たすために製品ラインアップを再編成することに関連したものだという。
この評価損には、今後4年間に予定されている約65億ユーロの支払いが含まれている。
フォード・モーター
ミシガン州ディアボーンに本社を置く同社は12月、 (link)、195億ドルの評価損を計上し、いくつかのEVモデルを廃止し、代わりにガソリン車とハイブリッドモデルに重点を置くと発表した。
ジェネラル・モーターズ
販売台数で米国最大の自動車メーカーは1月、 (link)、契約解除やサプライヤーとの和解に関連する42億ドルの現金費用を含め、電気自動車投資の一部を解消するために60億ドルの費用を計上すると発表した。
フォルクスワーゲン/ポルシェ
欧州トップの自動車メーカーであるフォルクスワーゲンは、昨年9月、ポルシェP911_p.DE部門における広範囲に及ぶ製品の大改革(ハイブリッド車や内燃機関車を優先するため、一部のEVモデルを遅らせた)から、51億ユーロ(約60億ドル)の打撃 (link) を受けると発表した。
これには約35億ドルの減損損失が含まれる。
(1ドル=0.8477ユーロ)