
Anuja Bharat Mistry
[ 2月5日 ロイター] - エスティローダーEL.Nは年間目標を上方修正したが、米州の需要低迷が化粧品メーカーの再建努力の重しとなり、ウォール街の予想には届かず、同社株は取引開始早々に約23%急落した。
クリニークやM・A・Cなどのブランドを持つ同社は、ステファン・ド・ラ・ファヴェリー新CEOが主要市場全体の需要回復を推し進める中、製品の発売を強化し、高級価格帯を追加し、マーケティングを強化した。
この努力により中国と欧州では売上が伸びたが、アメリカ大陸では慎重な個人消費が続き、厳しい状況が続いている。
ラ・ファヴェリーはメディアとの電話会見でロイターに対し、米国における複雑さと不安定さを克服していると語った。また、好調なスタートを切ったラテンアメリカの個人消費が減速していることも指摘した。
エバーコアISIのアナリスト、ロバート・オッテンシュタイン氏は、「注目すべきは米州で、売上高は前四半期比で改善し横ばいとなったが、米国でのシェア拡大は小売店からの受注には結びつかなかった」と述べた。
同社の株価は、過去最悪の1日を記録する勢いだった。CEOの努力により中国での売上が回復したため、2025年には40%上昇した。
エスティ ローダーは、通期の調整後一株当たり利益を2.05ドルから2.25ドルの範囲と予想。中間値は予想の2.16ドルを下回ると予想。年間売上高は3%から5%の範囲で成長し、中間値は予想の4.3%を下回ると予想している。
ジョーマローンやルラボなどのブランドを展開する同社は、下半期に1億ドルの関税が年間利益に打撃を与えるという10月の予想を繰り返した。
エスティは第3・四半期のマージンが50ベーシスポイント縮小すると予想している。
LSEGがまとめたデータによると、同社の第2・四半期の売上高は42.3億ドルで、アナリストの予想通りだった。調整後の1株当たり利益は0.89ドル(予想0.84ドル)。