
Sherin Sunny Roshan Thomas
[ 2月5日 ロイター] - オーストラリアのマース・グループMGH.AXは木曜日、人工知能関連のインフラに軸足を移すため、建材部門を最大17億豪ドル(11.9億ドル)で売却すると発表した。
この売却は、オーストラリアの建設資材・設備・サービスプロバイダーである同社が、AI支援システムの需要が高まるにつれて投資家の関心を集めているデータセンター建設部門への幅広いシフトの一環である。
マース・グループは、建設資材部門をドイツのハイデルベルグ・マテリアルズHEIG.DEの現地法人HMAに売却し、エヌビディアが支援するNVDA.OのAIインフラ企業ファーマス・グループに1億豪ドルを投資して1.7%の株式を取得する。
ハイデルベルグ・マテリアルズにとっては、2016年に67億ユーロ(79億ドル)でイタルチェメンティを買収して以来の大型案件となる。
株価は26%以上急落
元ラグビー選手のウェス・マースが20年以上前に設立したマース・グループは、25年度に中核営業利益の約半分を稼ぎ出した部門を売却する。
同社の株価は1日で26.1%も急落し、過去最大の下げ幅となった。
TAMIMアセット・マネジメントのオーストラリア株式部門責任者ロン・シャムガー氏は、同社が人口増加とブリスベン・オリンピックの準備に乗り、クイーンズランド州での好調な建設事業から撤退し、「その代わりに...設備投資の多いAI/データセンター・セクターに参入しようとしていることに市場は驚いている」と述べた。
オーストラリアのデータセンター大家グッドマン・グループGMG.AXは、すでに (link)、データセンター開発へのシフトに乗り出している。
マース・グループのファーマスへの1億豪ドルの少数投資は、12月中旬にファーマス・テクノロジーズと2億豪ドルの電気インフラ契約((link))を締結した後に行われた。
26年後半に予定されている取引完了後、約1140人の従業員が建設資材事業とともにHMAに移籍し、事業の継続性が確保されるという。
(1ドル=1.4292豪ドル)
(1ドル=0.8474ユーロ)