
[3日 ロイター] - 米小売大手ウォルマートWMT.Oの時価総額が3日、初めて1兆ドルを突破した。エヌビディアNVDA.Oなどの米ハイテク大手が名を連ねる「1兆ドルクラブ」に加わった。
ウォルマートの電子商取引(EC)事業の成長が材料視されている。同社は人工知能(AI)を活用したデジタル戦略に注力し、インターネット通販の利便性を高めることで、富裕層の取り込みを強化してきた。2025年第3・四半期(8―10月)決算では、オンライン売上高が28%増加した。
ウォルマートの株価は午前の取引で、2%超上昇した。過去1年では約26%値上がり。過去10年間では468%上昇と、S&P総合500種の264%高をアウトパフォームしている。
アキュベスト・グローバル・アドバイザーズのエリック・クラーク最高投資責任者(CIO)は「地元の安売り店だったウォルマートはこの5年間で大規模なデジタルビジネス変革を遂げた」と述べた。
ザックス・インベストメント・マネジメントのシニアクライアントポートフォリオマネージャー、ブライアン・マルベリー氏も、ウォルマートが商品のコスト削減から消費者支出のシェア拡大に至るまでテクノロジーを効果的に業務に取り込んでおり、「新たなAIの巨人」として台頭しているという見方を示した。
時価総額が1兆ドルを超える「1兆ドルクラブ」のトップはエヌビディアの4.5兆ドル。アルファベットGOOGL.Oの4.1兆ドル、アップルAAPL.Oの3.9兆ドル、マイクロソフトMSFT.Oの3.1兆ドル、アマゾン・ドット・コムAMZN.Oの2.6兆ドル、メタ META.Oの1.8兆ドル、ブロードコム AVGO.Oの1.6兆ドル、テスラTSLA.Oの1.6兆ドル、バークシャー・ハサウェイBRKa.Nの1兆ドルが続く。