
Pooja Menon
[29日 ロイター] - 総合化学メーカーの米ダウDOW.Nは、全世界従業員の13%に当たる約4500人を削減する方針だ。同社は29カ国で工場を操業し、約3万4600人を雇用している。
収益力を最低でも20億ドル底上げするための包括的な事業再構築の一環という。自動化と人工知能(AI)採用によるコスト圧縮と経営効率化を進めて、業務簡素化や投入資源の節約にもつなげる。ただ人員削減によって影響を受ける具体的な事業部門や地域は明らかにしなかった。
一方で同社が発表した2026年第1・四半期の純売上高見通しは94億ドルと、LSEG集計のデータに基づくアナリスト予想の103億3000万ドルに届かなかった。
季節的な需要は緩やかに改善し、コスト抑制効果が見込めるが、予定されたメンテナンス作業や特に建設関連市場で続く下押し圧力がそうしたプラスの影響を打ち消す恐れがあるとしている。
25年第4・四半期の調整後1株損益は0.34ドルの赤字。アナリスト予想平均の0.46ドルの赤字ほど悪化しなかった。
同社は24年に欧州の一部資産の戦略的見直しを開始し、現在は世界全体で電力や蒸気、パイプラインを含めた非中核資産保有状況の再検討を進めている。
ジム・フィッタリング最高経営責任者(CEO)は、以前に発表した10億ドルのコスト節減プログラムについて、年末までに残りの5億ドル強の削減を達成すると強調した。
事業再構築に絡む一時的費用としては26年と27年におよそ11億─15億ドルが発生する見込みだ。