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[ 1月27日 ロイター] - 英国のブーツメーカー、ドクターマーチンDOCS.Lは、欧州とアジア太平洋地域の買い物客がフルプライスへの回帰を嫌ったため、四半期売上高が減少し、年間売上高がほぼ横ばいになると予想した。
売上高の減少は、需要の低迷と米国の輸入コストの上昇を乗り切る一方で、プロモーションや割引を削減しようとしているイジェ・ヌウォコリーCEOが直面している課題を浮き彫りにしている (link)。
レースアップのチャンキーブーツで知られる同社は、利益率を守るために目先の売上を犠牲にせざるを得ない。
売上高は3.1%減の2億5100万ポンド(3億4300万ドル)で、12月28日に終了した第3・四半期の消費者向け直接販売は7%減少した。
RBCキャピタル・マーケッツのアナリストは、「ブーツ需要の見通しは、ブランド価値を認めるとしても、短期的な予測は依然として難しい」と述べた。
同社株は12.5%も下落し、24年9月以来最悪の日に向かっている。
米州の売上が他地域を上回る
米州の売上高は恒常為替レートベースで2%増となったが、これは米国の消費者が欧州やアジア太平洋地域の消費者よりもフルプライス戦略を受け入れていることが証明されたためである。
ヌウォコリー氏は電話会見でアナリストに対し、米国での値上げについて「心配する必要はない」と述べ、まだ始まったばかりであり、同社にとって3年ぶりとなる米国での値上げに対する消費者の否定的な反応は予想していないと述べた。
コスト意識の高い消費者が財布の紐を締める一方で、小売業者は米国のホリデーシーズンにおいて、より裕福な買い物客からの支出が急増したことを確認した。
米国では、新しくて高価なブーツが好調だったとヌウォコリー氏は語った。
対照的に、同社のEMEA(欧州・中東・アフリカ地域)売上の半分以上を占めるドイツと英国の顧客は、割引対象外の商品を敬遠したという。
コロンビアやウルグアイなど中南米の市場にも進出しているドクターマーチンは、3月期の大幅増益予想を維持した。
(1ドル=0.7309ポンド)