
[ 1月25日 ロイター] - 地政学的な緊張が高まる中、投資家が安全資産に逃避したため、金は月曜日、歴史的な上昇を続け、1オンス=5000ドルを超える史上最高値を記録した。
スポット金XAU=は2321GMT(日本時間午前8時21分)までに0.94%上昇し1オンスあたり5029.62ドルとなり、2月受渡しの米国金先物GCcv1は1.02%上昇し1オンスあたり5029.70ドルとなった。
独立系アナリストのロス・ノーマン氏は、「われわれの予想では、金は高値で1オンス=6400ドル、平均で5375ドルになるだろう」と述べた。
グリーンランドをめぐる米国と北大西洋条約機構(NATO)の摩擦の激化は、金融と地政学的な不確実性の高まりへの期待から、今年の金の上昇に新たな勢いを加えている。
地政学的な面では、ウクライナとロシアが、アブダビで行われた米国仲介の2日目の協議((link))を終え、合意には至らなかったものの、来週末には更なる協議が行われる見込みである。一方、ロシアによる夜間の空爆により、氷点下の冬の寒さの中、100万人以上のウクライナ人の電力が停止した。
(link) さらに、トランプ米大統領は土曜日に、カナダが中国との貿易協定に従った場合、カナダに100%の関税を課すと述べ、カーニー加首相に協定はわが国を危険にさらすと警告した。
金は2025年に64%急騰し、米国の金融緩和、中央銀行の需要(中国は12月に14カ月間金の買い入れを延長 (link))、上場投資信託への記録的な資金流入に下支えされた。
スポット銀XAG=は1.85%上昇の1オンスあたり104.85ドル。スポットプラチナXPT=は0.21%下落の1オンスあたり2762.25ドル、スポットパラジウムXPD=は0.22%上昇の1オンスあたり2014.50ドル。
スポット銀は、金曜日に初めて1オンス=100ドルを超え、24年の147%の上昇を継続した。個人投資家と勢いによる買いが、貴金属と工業用金属の現物市場の長引く逼迫に拍車をかけた。 (link)。