
[ 1月22日 ロイター] - ベンチャー・グローバルVG.Nの株価は、仲裁法廷がスペインのレプソルREP.MCとの紛争で米国の液化天然ガス供給会社を支持する判決を下したことを受け、木曜日の市場前取引で10% 近く急騰した。
レプソルは2023年、ベンチャー・グローバルが20年間の長期契約に基づいてカルカシュー・パスプロジェクトからLNGを引き渡さなかったことをめぐり、訴訟を起こした。
パリに本部を置く国際商業会議所は、レプソルの主張を全面的に否定し、米国企業が契約に従って「合理的かつ慎重な事業者」として行動したと認定した。
米国第2位のLNG輸出業者であるベンチャー・グローバル社は、23年に同社を相手取って提起された仲裁に関する3件の判決のうち2件に勝訴している。
同社は昨年8月、シェルSHEL.Lに対する同様の仲裁で肯定的な法廷決定を受けた。しかし10月には、BPBP.Lに対する訴訟手続きで、法廷がベンチャー・グローバルに不利な裁定を下した。
このまま上昇すれば、ベンチャー・グローバル株は、BPの仲裁評決の発表を受けて下落した昨年10月10日以来の高値で取引を開始することになる。
イタリアのエジソンEDNn.MIやポルトガルのガルプGALP.LSを含む他の企業も、ベンチャー・グローバル社に対して請求を提起し、現在も係争中である。
これらの企業は、ロシアのウクライナ侵攻後に価格が高騰した際、ベンチャー・グローバル社が何年も前に契約した貨物を引き渡さず、スポット市場でLNGを販売して利益を得たと非難している。
ベンチャー・グローバル社は、長期契約の条件を完全に守っており、残りの裁判でも勝訴できると確信していると述べた。
UBSのアナリスト、マナブ・グプタ氏はロイターに対し、エジソン、ガルプ、オーレンPKN.WAとの訴訟に関する追加の仲裁結果は、26年と27年に発表される予定だと語った。
ベンチャー・グローバルの時価総額は、上場した昨年1月のおよそ580億ドルから、水曜日の終値でおよそ221億6000万ドルまで下落した。
UBSのアナリストによると、株価は仲裁の影響で低迷しており、レプソルに対する勝訴は投資家にとって大きな安心材料になるはずだという。