
[ 1月22日 ロイター] - アボットABT.Nは木曜日、ウォール街の四半期収益予想を下回り、栄養事業と診断事業の不振が響き、今四半期の利益が予想を下回るとの見通しを示し、株価は市場前取引で7%下落した。
ネスレNESN.S、ダノンDANO.PA、ラクタリスLactalisなどが、希少な細菌毒素の混入の恐れがあるとして、乳児用粉ミルクの (link) バッチを回収した後、小児用栄養事業は世界中で厳しい監視にさらされている。
アボット社の粉ミルク事業は、2022年以来、同社の未熟児用粉ミルクが壊死性腸炎と呼ばれる危険な腸炎を発症させたとする訴訟で注目されている。
バーンスタイン社のアナリスト、クリスチャン・ムーア氏は、「アボット社はネスレやダノンを悩ませている問題の影響は受けていないが、過去に見られたように、親が粉ミルク離れを起こす可能性がある」と述べた。
アボット社の栄養部門全体の売上高は前年比8.9%減の19億4,000万ドルで、小児用栄養剤の不振、販売量の減少、最近の戦略的値下げが重荷となった。
診断薬部門は前年比2.5%減の24.6億ドルで、予想の25.1億ドルを下回った。
イリノイ州に本社を置く同社は、主にCOVID-19検査需要の急減と、検査機器や消耗品を大幅値引きで一括購入する中国の数量ベース調達プログラムによる価格圧力により、2025年の診断薬事業の売上が約7億ドルの打撃を受けると警告していた。
それでもロバート・フォードCEOは、アボット社は「2026年に成長を加速させるための十分な態勢を整えている」と述べ、新製品の発売による販売台数の伸びの復活に期待している。
LSEGがまとめたデータによると、医療機器メーカーは第1四半期の調整後1株当たり利益を1.12〜1.18ドルと予想しており、アナリストの平均予想1.20ドルを下回っている。
同社の12月31日に終了した四半期の総売上高は、アナリストの平均予想118億ドルに対し、114億6000万ドルだった。
調整後ベースでは、アボット社の第4四半期の1株当たり利益は1.50ドルで、これはアナリスト予想と同じであった。