
[21日 ロイター] - ベッセント米財務長官は21日、ドイツ銀行DBKGn.DEの最高経営責任者が電話で、欧州の投資家が米国資産を売却する可能性を示唆したアナリストリポートは支持できないとの見解を表明したと明らかにした。
世界経済フォーラム年次会合に出席している長官は、「ドイツ銀の1人のアナリストが欧州投資家が米国資産を売却するという考えを示した」とし、フェイクニュースメディアによって増幅されたと指摘。「ドイツ銀行のCEOは電話で、そのアナリストのレポートを銀行は支持していないと表明した」と述べた。
ドイツ銀行のFX調査グローバル責任者を務めるジョージ・サラベロス氏は18日のリサーチノートで、トランプ米大統領がグリーンランドを巡り欧州諸国の関税引き上げ方針を示したことを受け、欧州投資家による米国資産売却の可能性を指摘した。
ドイツ銀行の広報担当者は、「銀行と政府代表間のコミュニケーションの可能性についてコメントすることは通常ない」と指摘。また、「ドイツ銀行リサーチは独立した立場で行っているため、個々のリサーチノートの見解は必ずしも経営陣の見解を表すものではない」と述べた。
サラベロス氏のコメントは得られていない。
同氏のリサーチノートでは、欧州諸国は8兆ドルの米国債券と株式を保有しているとし、「西側同盟諸国の地政経済学的安定が現実的に阻害されている状況で、なぜ欧州諸国が役割を果たすことに積極的なのか明らかではない」との見方を示した。