
Michael Erman
[20日 ロイター] - 米バイオ医薬品会社ノババックスNVAX.Oは20日、製薬大手ファイザーPFE.Nに、最大2種類の感染症向けワクチンの免疫反応を強化する自社技術の利用を認めるライセンス契約を締結したと発表した。
この非独占契約の下、ファイザーはノババックスのアジュバント(免疫増強剤)「マトリックス─M」を利用できるようになる。
ノババックスは2026年第1・四半期に前払い金3000万ドルを受け取る。契約に基づくマイルストーン達成時には追加で最大5億ドルを受け取る権利がある。加えて四半期純売上高に応じて段階的な1桁台半ば後半のロイヤルティーが支払われる。
ファイザーはマトリックス─Mの納入と供給を除き、同薬を含有する自社製品の開発、製造、商品化に関する全ての事項を管理する。
ノババックスのジョン・ジェイコブズ最高経営責任者(CEO)はインタビューで、マトリックス─Mについて提携先候補から、CEO就任以来3年間でかつてないほど高い関心が寄せられていると語った。
ワクチンのアジュバントの多くはアルミニウムを含んでいるため、長年にわたりワクチンに反対の姿勢を示しているケネディ米厚生長官は厳しい目を向けている。ノババックスのアジュバント技術はアルミニウムを含有していない。
ノババックスの最高戦略責任者、エレイン・オハラ氏は「これは明らかに議論の重要なテーマとなっている。当社は立ち位置として、企業にとって非常に強力な代替手段であるアルミニウムを含有しないアジュバントを持っている」と強調した。