
Bhanvi Satija Maggie Fick
[ロンドン 16日 ロイター] - デンマーク製薬大手ノボノルディスクNOVOb.COの肥満症治療薬「ウゴービ」の経口薬が今月発売され、好調な出だしを見せている。アナリストらが16日、米国での初期処方データに基づき明らかにした。投資家は米同業イーライリリーLLY.Nとの競争を注視している。
米国での処方データは4日分のみだが、製薬各社が現金支払いの消費者モデルへ移行する中、肥満症薬市場に初めて登場した経口薬であるウゴービの売れ行きが垣間見える。
ノボノルディスクは、昨年就任した新最高経営責任者(CEO)の下、新規顧客の獲得を目指して主力薬ウゴービの錠剤版に力を注いでいる。同社は昨年、利益警告と成長鈍化で株価が圧迫された後、イーライリリーに対して巻き返しを図っている。
米食品医薬品局(FDA)は4月までにイーライリリーが開発する錠剤について承認の可否を判断する見通しだ。
ノボノルディスクは声明で「初期の徴候は良好で、提携先からのフィードバックに勇気付けられる」と述べ、経口薬版の傾向について話すのは時期尚早だと付け加えた。
アナリストが共有した医薬品業界の調査を手がける米アイキュービア(IQVIA)のデータによると、1月5日の発売後4日間でウゴービ経口薬の処方箋は3071件発行された。これにはノボノルディスクが運営するオンライン薬局「ノボケア・ファーマシー」が発行した処方箋は含まれない。
バークレイズのアナリストは、データはこの錠剤の非常に早い段階での強い普及を示しているとしたが、ノボノルディスクの売上高は価格下落と米各州による保険適用範囲の変更により圧力にさらされる可能性があると警告した。