
[ 1月9日 ロイター] - 米連邦準備制度理事会(FRB)の金利見通しを左右する要因のひとつとされる米雇用統計を前に、投資家が世界的な緊張の深まりに対して慎重な姿勢に転じたため、1月7日までの7日間で、米国株式ファンドは大幅な資金流出となった。
投資家はまた、昨年市場を震撼させたトランプ米大統領による大幅関税の合法性に関する最高裁の判決((link))を待っていた。
LSEGリッパーのデータによると、投資家はこの週、米国株ファンドから正味260億ドルを引き揚げ、12月17日以来初の週間純売却となった。
米国の大型株ファンドが圧力を受け、投資家はこれらのファンドから317.5億ドルを引き揚げ、9月17日以来最大の週間流出額となった。小型株ファンドと中型株ファンドも34.3億ドルと13.1億ドルの資金流出があった。
しかし、投資家は53億2000万ドルをセクター別ファンドに投資した。産業、ハイテク、金融セクターのファンドがそれぞれ16.9億ドル、13.2億ドル、13億ドル購入された。
米国の12月の雇用増加は、輸入関税や人工知能投資の増加による企業の雇用への警戒感から、予想以上に伸び悩んだ((link))。しかし失業率は4.4%まで低下し、連邦準備制度理事会(FRB)が今月金利を据え置くとの予想を支えた。
一方、マネーマーケットファンドは533億5000万ドルの資金を集め、2週連続の買い越しとなった。
米国債券ファンドも、20億ドル相当の引き出しがあった後、92億7000万ドルの資金が投入され、需要が再燃した。
短中期投資適格ファンドへの需要は急増し、これらのファンドは41億2000万ドルの資金を集め、6ヵ月ぶりの高水準となった。
一般的な国内課税債券ファンドと短中期の政府・国庫ファンドにも、それぞれ15.8億ドルと15.1億ドルの資金が流入した。