
[8日 ロイター] - 米製薬大手メルクMRK.Nは、がん治療薬を開発する米レボリューション・メディシンズRVMD.Oを280億─320億ドルで買収する協議を進めている。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が8日、事情に詳しい関係者の話として報じた。
報道によれば、メルクはレボリューション買収を目指しているが、まだ取引はまとまっておらず、合意には少なくとも数週間かかる見通しだ。
他の大手製薬グループもなおレボリューションに接近している中で、別の買い手候補が優位に立つ可能性もあり、結果は予測できないという。
メルクによるレボリューションの買収が実現すれば、米同業ファイザーががん治療薬を手がける米バイオ医薬品会社シージェンを430億ドルで買収して以来、医薬品業界として約3年ぶりの大型M&A(合併・買収)となる。
メルクは2028年ごろに主力のがん治療薬「キイトルーダ」の特許の主要部分を失う見込み。そのため21年以降は自社開発とともに、肺動脈性肺高血圧症治療薬を手がける米アクセレロン・ファーマを115億ドルで買収するといった大型M&Aを通じて後期開発段階にある医薬品をほぼ3倍に拡大している。