
Maggie Fick Dan Levine
[ロンドン/サンフランシスコ 1月5日 ロイター] - デンマークの肥満治療薬メーカー、ノボ・ノルディスクNOVOb.COの米国における広報担当責任者が退社した。ロイターが入手した社内メモによると、同社は主要市場である米国で業績を回復させるべく奮闘している。
同社は、他の製薬会社同様、薬の価格設定に関してドナルド・トランプ米大統領からの圧力に直面しており、有利で競争の激しい減量市場で、米ライバルのイーライ・リリーLLY.Nに奪われた地位を取り戻そうとしている。
今回の退社は、これまで報道されていなかったが、米国の広報責任者であるジェニファー・ダックが退社することになった。これは、マイク・ドゥストダーCEOの下、部門や地域全体で9,000人の人員削減を含む大規模なグローバル・リストラクチャリングに続くものである。ある情報筋によると、このメモは先週末にスタッフに送られたという。
この大改革により、ベテランの米国製薬会社役員グレッグ・マイリー氏((link))が11月にノボの新しいグローバル企業担当責任者に就任するなど、新たな雇用の道が開かれた。
メモによると、民主党の上院議員の上級顧問を務めていたダック氏は、「ノボ・ノルディスクを去り、社外で他の機会を追求するという個人的な決断を下した」という。
メモには、クリス・パーニーが暫定的に米国広報チームの指揮を執り、即効性があると付け加えている。パーニーのLinkedInのプロフィールによると、彼はノボの政府関係担当エグゼクティブディレクターである。
メモによると、ダック氏はノボの米国広報を6年以上率い、米国上院のHELP委員会とインフレ抑制法の「最大公正価格」プロセス2件に関わる案件など、注目を集める取り組みに携わった。
ノボ社はダック氏の退社をロイターへの電子メールで確認した。同社によると、ダック氏の最終退社日は金曜日だった。
ダック氏はコメントを求めたが、すぐに返答はなかった。
過去1年間、リリー社に差をつけられ、売上高の伸びが鈍化しているノボ社は、同社の大ヒット商品である肥満症治療薬と糖尿病治療薬の価格設定と入手方法に関して、米国で厳しい批判にさらされている。同社は月曜日、ウェゴビーの新しい錠剤 (link) を発売した。
ノボ社の株価は1530GMT前後に3.5%上昇した。
ドゥストダーCEOは、ノボ社の焦点を絞り込むことで投資家の信頼を回復しようとしている。