
[29日 ロイター] - 連休明けのロンドン株式市場はまちまちで取引を終えた。新年を控えた2025年最後の週で薄商いの中、鉱業や防衛関連株の売りが優勢で、FTSE100種.FTSEは小幅に続落。一方、国内志向の強い中型株で構成するFTSE250種指数.FTMCは0.42%上昇した。
FTSE350種航空宇宙・防衛株指数.FTNMX502010は1.07%安。防衛機器バブコック・インターナショナルBAB.Lは 3.4%、エンジンメーカーのロールスロイスRR.Lは1.1%それぞれ下落した。
トランプ米大統領はウクライナのゼレンスキー大統領と会談後、ロシアとの戦争終結の合意に「かなり近づいた」と発言。一方、ロシア側はウクライナ軍がプーチン大統領の公邸に攻撃を試みたとし、和平交渉のスタンスは見直されることになると述べ、和平に向けた期待感は後退した。
金価格の値下がりを受けて、金生産会社のエンデバー・マイニングEDV.Lは4.0%下落した。銅価格の下落を背景に鉱業株指数.FTNMX551020は0.28%下げた。
金融会社インターナショナル・パーソナル・ファイナンスIPF.Lは5.9%と大幅高。米ベースポイント・キャピタル傘下の企業による買収提案に合意したことが材料視された。
市場は31日は短縮取引、26年1月1日は休場となる。
<株式指数> | 終値 | 前日比 | % | 前営業日終値 | コード |
FTSE100種 | 9866.53 | -4.15 | -0.04 | 9870.68 | .FTSE |