
[29日 ロイター] - カナダのスポーツ衣料品大手ルルレモン・アスレティカLULU.Oの創業者チップ・ウィルソン氏は29日、独立取締役3人を指名し、同社に対する委任状争奪戦を仕掛けたと発表した。
若年層や富裕層の顧客の取り込みに苦戦を強いられる中、ルルレモンの成長は鈍化し、株価は年初来45%値下がり。ルルレモンのカルビン・マクドナルド最高経営責任者(CEO)は今月、後任を指名せずに、1月に退任すると発表した。
関係筋は17日、ロイターに対し、アクティビストの米エリオット・マネジメントがルルレモンの株式10億ドル超を取得し、事業再建に向けて次期CEO候補探しを行っていると明らかにした。
29日の取引で、ルルレモンの株価は約1.4%上昇した。