
[ソウル 12月22日 ロイター] - 韓国のサムスン・バイオロジクス207940.KSは月曜日、長期的な米国市場の需要に対応するため、GSKGSK.Lから米国初の医薬品製造施設を2億8000万ドルで買収すると発表した。
同社の米国部門であるサムスン・バイオロジクス・アメリカは、メリーランド州ロックビルのヒューマン・ゲノム・サイエンシズ社の株式を100%取得すると、韓国の医薬品受託製造会社は声明で述べた。
サムスン・バイオロジクスは、現在合計60,000リットルの原薬生産能力を持つ同拠点の生産能力を拡大し、技術をアップグレードするための追加投資を計画しているという。
また、買収額は買収完了時(おそらく2026年第1四半期末頃)に変更される可能性があるとしている。
韓国のセルトリオン068270.KSは、トランプ政権が医薬品に関税を課すと脅しているアメリカでの医薬品生産も計画している。
米国との取り決めでは、韓国製医薬品の米国からの輸入に対する関税は15%以下となり、ジェネリック医薬品は無関税となる。
サムスン・バイオロジックスの株価は月曜日に0.4%下落し、市場全体の.KS112%上昇に遅れをとった。