
[ 12月16日 ロイター] - ヒューマナHUM.Nは27日、ジョージ・ルノーディン氏が保険部門の社長を退任し、後任にアマゾンのヘルスケア担当重役アーロン・マーティン氏を指名したと発表した。
米国の医療保険会社は、メディケア・アドバンテージとメディケイド・プログラムの確立と成長において極めて重要な役割を果たしたルノーディン氏は、同社での29年間のキャリアを終え、来年退職すると発表した。
マーティンはアマゾンAMZN.Oのヘルスケア担当副社長を務め、戦略的パートナーシップ、マーケティング、同社のテレヘルスと慢性疾患プログラムを監督した。
「エバーコアISIのアナリスト、エリザベス・アンダーソン氏は、「本日の発表は、ヒューマナの経営陣にとって重要な転機となる。"アーロン・マーティンの任命は興味深い選択であり、ヒューマナの統合テクノロジーへの移行を助けるものであると我々は見ている。"
ヒューマナはまた、一株当たり約17ドルの年間調整後利益予想を再確認した。同社株は取引開始直後、約2%安の260.68ドルだった。
アナリスト2人は、2026年の保険加入開始時期についてのコメントがないことが投資家の懸念を招くだろうと述べた。
「発表のタイミングが投資家の懸念を高めるだろう。年間加入期間は約1週間前に終了しており、ヒューマナは現時点では2026年の加入実績について予備的な見解を示していない」とバークレイズのアナリスト、アンドリュー・モクは述べた。
65歳以上と障害者向けのメディケア・アドバンテージ・プランを提供する最大手のひとつであるヒューマナは、プランの再価格設定と給付額の調整により、業界全体の医療費高騰を抑えようとしている。
マーティンはメディケア・アドバンテージ担当社長として1月にヒューマナに入社する。
退任後、ルノーディン氏は少なくとも2026年末までは戦略アドバイザーを務めるという。
同社はまた、ジョン・バーガー氏がマーティン氏の後任としてメディケア・アドバンテージの社長に就任する予定であるとしている。