
[ 12月5日 ロイター] - ソフトバンク9984.Tは、デジタル・インフラ企業であるデジタルブリッジDBRG.Nの買収に向けて交渉中である。
同筋によれば、この取引は年内にも成立する可能性があるという。デジタルブリッジとソフトバンクはコメントを拒否した。
デジタルブリッジの株価は35%も急騰し、1ヶ月以上の高値をつけた。フロリダ州ボカラトンに本社を置く同社の時価総額は18億ドルである。
ブルームバーグ・ニュースは同日未明、この交渉を報じた。
投資家たちは今年、電力需要の増加によってデータセンターが優良不動産になることを期待して、デジタル・インフラに記録的な資金を投入した。マッキンゼーは、AI関連のインフラへの支出は2030年までに6.7兆ドルに達すると予測している。
ドナルド・トランプ米大統領は1月、AIインフラを構築するために最大5,000億ドルを費やすことを計画する民間イニシアチブ、スターゲイト(Stargate (link))を立ち上げるために、ハイテク企業のトップCEOを接待した。
ソフトバンクは、オープンAIやオラクルORCL.Nなど他の大手企業も参加するこの野心的なプロジェクトに参加している。
マーク・ガンジCEOが率いるデジタルブリッジは、世界最大級のデジタルインフラ専業企業で、1080億ドルの資産を運用している。
同社は、データセンター、セルタワー、ファイバーネットワーク、スモールセル、エッジインフラなど、さまざまな分野に投資している。同社のポートフォリオには、Vantage Data Centers、Zayo、Switch、AtlasEdgeなどがある。
人工知能、クラウドサービス、データのローカライゼーションによってもたらされる成長を利用しようと、投資会社がデータセンターの保有に注目しているため、デジタルインフラプラットフォームに関わるディールメイキングは近年加速している。
ブラックロックBLK.Nは昨年、 (link) オルタナティブ資産運用会社グローバル・インフラストラクチャー・パートナーズを買収した。同社はその後、 (link) 複数のデータセンター会社を買収し、AI関連のインフラをポートフォリオに加えた。