
[ 12月4日 ロイター] - サイバーセキュリティ企業のセンチネルワンS.Nは木曜日、第4四半期の収益をアナリストの予想を下回ると予想し、バーバラ・ラーソン最高財務責任者(CFO)が退任すると発表した。
同社株は取引時間の延長で7%以上下落した。
人工知能ツールが脅威検知とエンドポイント保護を再構築しつつあるサイバーセキュリティ市場で競争が激化する中、センチネルワンが直面している課題が浮き彫りになった。
SentinelOneは、AIを搭載したSingularityプラットフォームを開発している。このプラットフォームは、リアルタイムでセキュリティ・データを取り込んで分析し、脅威の検出と対応を自動化し、セキュリティ・チームの手作業を軽減する。
クラウドストライクCRWD.OやパロアルトネットワークスPANW.Oなど、業界で圧倒的な地位を維持している企業と競合している。
LSEGがまとめたデータによると、カリフォルニア州マウンテンビューに本社を置く同社は、アナリストの予想2億7310万ドルに対し、第4四半期の売上を2億7100万ドルと予想した。
第3四半期のセンチネルワンの売上高は2億5,890万ドルで、アナリスト予想の2億5,770万ドルを上回り、AIネイティブ・セキュリティ・プラットフォームに対する需要の高さを強調した。
同社はまた、ラーソン最高財務責任者(CFO)がサイバーセキュリティ業界以外の機会を追求するため、1月中旬に退社することも発表した。
SentinelOneを好業績に導いたラーソン氏の後任には、SAPとStripeの元幹部であるバリー・パジェット最高成長責任者(CFO)が暫定的に就任する。