
[ 12月4日 ロイター] - スノーフレイクSNOW.Nの株価は、第4四半期の製品収益の伸びが鈍化するとの見通しを受け、11%下落した。
このまま損失が続けば、同社の市場価値の約100億ドルが帳消しになる可能性がある。株価は今年に入り、直近の終値までで70%以上上昇している。
スリダール・ラマスワミ最高経営責任者(CEO)は22日、同社は大量生産や長期契約により有利な価格設定を提供していると述べ、これらは「収益に直ちに影響を与えることはない」と指摘した。
DatadogDDOG.O、ConfluentCFLT.O、MongoDBMDB.Oのような同業他社が素晴らしい業績を見せた後、Snowflakeの第3四半期の製品売上は「間違いなくまずまず」だったが、投資家の予想をわずかに下回った、とScotiabankのアナリストはメモで述べた。
スノーフレークのような企業が提供する製品は、顧客がデータを保存、処理、統合し、ビジネス上の洞察を得るのに役立つ。
それでも、少なくとも16の証券会社が同社株の目標株価を引き上げている。
「まだ初期段階ではあるが、SNOWがAIのユースケースで示す牽引力の兆しに勇気づけられる」とトゥルーイスト証券のアナリストは述べた。
スノーフレークによると、毎週7,300社以上の企業が同社のAI機能を利用しており、同社のエージェント型AIソリューションであるスノーフレーク・インテリジェンスは、発売後1ヶ月で約1,200社の顧客を獲得したという。
同社はまた、Anthropic社と2億ドルの複数年契約を結び、同社のプラットフォームにクロードモデルを導入することも発表した。
スノーフレークは、第4四半期の製品売上高 (link)、27%の成長を見込んでいる。
同社は、Datadogが65.86倍、MongoDBが76.07倍であるのに対し、今後12ヶ月間の業績予想の165.11倍で取引されている。