
[ 12月4日 ロイター] - スノーフレークSNOW.Nの株価は、第4四半期の製品収益の伸びが鈍化するとの見通しを受け、木曜日の市場前取引で8%下落した。
スリダール・ラマスワミ最高経営責任者(CEO)は2日、同社は大量または長期契約により有利な価格設定を提供していると述べ、これらは「収益に直ちに影響を与えることはない」と指摘した。
しかし、少なくとも13の証券会社が目標株価を引き上げ、同社が提供するAIの採用の兆しに勇気づけられた。
市場前の損失がそのまま続けば、スノーフレークは時価総額約900億ドルから約70億ドルを失う可能性がある。同社の株価は今年に入ってから70%以上上昇している。
同社はまた、Anthropic社と2億ドルの複数年契約を結び、同社のプラットフォームにクロードモデルを導入することも発表した。
Snowflakeの製品売上は「間違いなくまずまず」だったが、Datadog DDOG.O、Confluent CFLT.O、MongoDB MDB.Oなどの同業他社が目覚ましい業績を見せた後では、投資家の期待をわずかに下回った、とScotiabankのアナリストはメモで述べた。
同社によると、毎週7,300以上の企業が同社のAI機能を利用しており、エージェント型AIソリューションであるスノーフレイク・インテリジェンスは、立ち上げから1ヶ月で約1,200の顧客を獲得したという。
「まだ初期段階ではあるが、SNOWがAIのユースケースで示す牽引力の兆候に勇気づけられる」とTruist Securitiesのアナリストは述べた。
同社の第3四半期の売上は12億1000万ドルで、LSEG集計の予想11億8000万ドルを上回った。
同社は、第4四半期の製品売上高 (link)、27%の成長を見込んでおり、10月期には29%の成長を報告している。
スノーフレークのような企業が提供する製品は、顧客がデータを保存、処理、統合し、ビジネスインサイトを生み出すのに役立つ。
スノーフレークの株価は、同業他社であるDatadogの65.86倍、MongoDBの76.07倍に対し、今後12ヶ月間の業績予想の165.11倍となっている。