
Kritika Lamba
[ 12月3日 ロイター] - スノーフレークSNOW.Nは、第4四半期の製品売上高をアナリスト予想を上回ると予想したが、投資家が期待する高い成長率には届かず、同社の株価は取引終了後に約8%下落した。
今年に入り株価が70%以上急騰しているクラウドデータ分析会社は、第4四半期の製品売上高を11億9000万~12億ドルと予想しており、これは27%の成長に相当する。LSEGがまとめたデータによると、この予想はアナリスト予想の11億8000万ドルを上回った。
「今年の株価が劇的に上昇したことから、投資家は30%以上のガイダンスを期待していた。D.A.デビッドソンのアナリスト、ギル・ルリア氏は、「我々は、この成長が来期実現し、株高が続くと考えている」と語った。
スノーフレークは、エージェントAIとクラウドエコシステムを強化するためにパートナーシップを拡大し、高度な推論とセキュアなマルチステップ分析のためのプラットフォームにクロードモデルを導入するため、Anthropicと2億ドルの複数年契約を発表した。
同社はまた、アクセンチュアとの関係を深め、企業がジェネレーティブAIイノベーションを拡大できるよう支援し、今年AWSマーケットプレイスでの売上高が20億ドルを突破したことを受け、アマゾン・ウェブ・サービスとの新たな統合を発表した。
モンタナ州ボーズマンを拠点とする同社は、同様にグーグルのGemini AIやその他のパートナーと協力し、大規模な言語モデルを同社のツールに組み込むことで、顧客がSnowflakeが管理するデータ上で直接AIアプリケーションを構築・実行できるようにしている。
企業がジェネレーティブAI戦略を加速させ、大規模言語モデルを分析、自動化、顧客エンゲージメントに活用することで、スノーフレークのような企業に利益をもたらすAI対応クラウドサービスの需要が、あらゆる分野で高まっているためだ。
同社の四半期売上高は12.1億ドルで、アナリスト予想の11.8億ドルを上回った。