
Juveria Tabassum
[ 12月3日 ロイター] - メイシーズM.Nは水曜日、百貨店運営会社が四半期で驚きの利益を計上し、年間目標を上方修正したにもかかわらず、インフレが必需品以外への支出を圧迫しているため、重要なホリデーシーズンには消費者が選り好みすると警告した。
トニー・スプリング最高経営責任者(CEO)は決算後の電話会見で、「消費者は、どこでどのようにドルを使うかについて、より目が肥えている」と述べた。年末年始の四半期利益は予想を大きく下回り、株価は約1%下落した。
同社はホリデーシーズンのスタートには「満足」しているが、予想には慎重を期しているとスプリングCEOは付け加えた。
このコメントは、特に富裕層の買い物客によるオンライン販売((link))が好調だった、割引の多いブラックフライデーとサイバーマンデーの重要なショッピング期間後に、小売業者から初めて発表されたものである。
LSEGがまとめたデータによると、第4四半期の調整後1株当たり利益は、予想1.55ドルに対し、1.35ドルから1.55ドルを見込んでいる。
セージベリー・コンサルティングのスティーブ・デニス社長は、「消費者は12月後半にお買い得商品が増加することを知っており、小売業者はカモが飛んでいるときに買い物をするため、12月は特に不安定になる」と述べた。
百貨店各社は、ここ数年オンラインショップやオフプライス・チェーンに押され気味だったため、店舗リニューアルのために多額の投資を行ってきた。メイシーズは、再建計画の一環として、不採算店舗を整理し、小規模店舗形態をテストした。
調整後ベースでは、メイシーズは1株当たり9セントの意外な利益を計上した。予想では14セントの損失だったが、高級ブランド「ブルーミングデールズ」と高級美容チェーン「ブルー・マーキュリー」の需要に助けられた。
メイシーズは、2025年の純売上高を214億7500万ドルから216億2500万ドルと予想しており、事前予想の211億5000万ドルから214億5000万ドルを上回る。また、調整後の年間一株当たり利益は1.70ドルから2.05ドルから2.20ドルになると見ている。