
[ 12月3日 ロイター] - アメリカン・イーグル・アウトフィッターズAEO.Nの株価は、シドニー・スウィーニー・ジーンズ・キャンペーン((link))が、重要なホリデー・シーズンに引き続き店頭での人気を牽引し、小売業者が年間売上高予想を上方修正したことを受け、水曜日の取引開始早々に15%近く急騰した。
同社の株価は9月以来60%近く上昇している。7月に公開された、「ユーフォリア」俳優を起用した「Great Jeans」広告は、ドナルド・トランプ米大統領から称賛((link))さえ集めた。
ジェフリーズのアナリストによると、アメリカン・イーグルでは、スウィーニーとのキャンペーン、NFL選手トラビス・ケルスのアパレルブランドTru Kolors((link))とのコラボレーションが成功し、エンゲージメントを高め、知名度を上げた。
ジェフリーズのアナリストによると、この明るい見通しは、5日間にわたる重要なイベントであった感謝祭を受けたもので、小売業界全体の結果はまちまちであったものの、富裕層のオンライン消費は急増した。
アメリカン・イーグルは最近、このような富裕層をターゲットにした戦略を打ち出しており、インフレや貿易摩擦による小売業界全体の減速を乗り切るのに役立っている。
LSEGがまとめたデータによると、アメリカン・イーグルは現在、ホリデー四半期の既存店売上高 (link)、アナリスト予想の2.2%増に対し、8%から9%の伸びを見込んでいる。
「企業として、私たちは広告に傾倒しています。アメリカン・イーグルの役員、ジェニファー・フォイルは言う。
「アメリカン・イーグルは、これらの成功に加え、シェア拡大を推進し続けるために、マーケティング費用への投資を続けなければならないだろう」と、バークレイズのアナリストはメモの中で述べている。
株価は今年に入ってから約25%上昇し、将来株価収益倍率は14.74倍で、同業他社のアバクロンビー&フィッチANF.Nの9.86倍、アーバンアウトフィッターズURBN.Oの13.63倍を上回っている。