
[28日 ロイター] - LSEGリッパーのデータによると、26日までの週に米国株ファンドから45億6000万ドルが流出し、10月15日までの週以来、6週ぶりの売り越しとなった。ハイテク株に割高感が出ているとの懸念が強まり、利益確定の売りの動きが目立った。
S&P総合500種指数.SPXは、米連邦準備理事会(FRB)による12月の利下げ期待を背景に、今週はこれまで3%超上昇している。ただ、ハイテク株を巡る割高感のほか、43日間に及んだ米政府機関の一部閉鎖の影響に対する懸念から11月は不安定な相場展開となり、投資家の間で慎重姿勢が続いている。
米大型株ファンドは1億4400万ドルの流出となり、6週ぶりの売り越し。中型株、小型株ファンドからもそれぞれ16億9000万ドル、8億8500万ドルが流出した。
米債券ファンドには86億ドルが流入し、8週連続の買い越し。中短期政府債ファンドには40億5000万ドルが流入した。買越額は9月24日までの週以来の大きさ。一般国内課税債ファンドは15億9000万ドルの買い越しだった。
米マネー・マーケット・ファンド(MMF)には252億8000万ドルが流入し、3週ぶりの買い越しだった。