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米ベスト・バイ、通期予想を上方修正 年末商戦堅調で

ロイターNov 25, 2025 6:06 PM

- 米家電量販大手ベスト・バイBBY.Nは25日、2026年1月期の通期業績見通しについて、既存店売上高が従来の前期比1%減─1%増から0.5%─1.2%増に、調整後1株当たり利益は従来の6.15―6.30ドルから6.25─6.35ドルにそれぞれ上方修正した。年末商戦でノートパソコンやスマートフォン、家電の買い替えによる堅調な需要が見込まれるとした。

同時に公表した25年8─10月期(第3・四半期)決算は、既存店売上高が前年同期比2.7%増と、LSEGがまとめた市場予想平均1.62%増を上回った。米国の既存オンライン売上高は3.5%増だった。

売上高の3分の1程度を占めるコンピューターやタブレットなどは、新型コロナウイルス禍の時期に購入した機器を買い替える動きから堅調な伸びを示した。任天堂の新型家庭用ゲーム機「スイッチ2」が寄与し、ゲーム関連の需要も押し上げられた。

ベスト・バイはオンライン販売の品揃えを拡充するなど、競合する電子商取引(EC)大手への対応を強化している。

米関税措置の影響を和らげるため、メーカーの見直しやコスト交渉、サプライチェーン(供給網)の多様化など、様々な戦略を実施している。

ベスト・バイの株価は午後の取引で約6%上昇している。

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