
Stefanno Sulaiman
[ジャカルタ 11月24日 ロイター] - インドネシア最大の機関投資家の ひとつ である国営BPJS Ketenagakerjaanは、海外投資の政府承認を得れば、人工知能産業のインフラを提供する企業への投資に意欲的である、と取締役がロイターに語った。
ファンドの投資開発担当ディレクターであるエドウィン・リドワンは月曜日に語った。リドワン氏によると、決定までのスケジュールは未定だという。
リドワン氏は、ファンドの総ポートフォリオの最大5%を海外に投資する承認を求めていると述べた。社会保障基金の運用資産は879兆ルピア(520億ドル) である。
"(AI) サプライチェーンは私たちの投資にとって良い分散投資となり、米国、台湾、日本、韓国になる可能性があります」と同氏は述べた。
同ファンドは、データセンター、AI産業に電力を供給するエネルギー企業、ケーブル会社など、AI分野を サポートする企業に投資機会を見出すとエドウィン氏は述べ、チップメーカーのような中核的なAI企業はすでに「混雑しすぎている」と付け加えた。
同氏は、エヌビディアNVDA.Oのようなチップメーカーへの投資の可能性は否定しなかったが、いかなる決定も企業の評価次第だと述べた。
ロイターは4月、同ファンドが3年以内に現地株へのエクスポージャーを約10%から最大20%に倍増させたいと考えていると報じた((link))。資金の大部分は債券に投資され、残りは預金やその他の金融商品に投資されている。
(1ドル=16,700ルピア)