
Neil J Kanatt
[ 11月20日 ロイター] - ロス・ストアROST.Oは木曜日、年間利益予想を上方修正した。マクロ経済が不透明な中、ホリデーシーズンを前にしたディスカウント・アパレルやアクセサリーの需要回復に賭けている。
第3四半期の売上高も予想を上回った同社の株価は、市場取引終了後に約3%上昇した。
ロス・ストアのようなオフプライス小売店は、インフレの継続と不安定な貿易政策により、買い物客がより低価格のブランド品を求める傾向が強まる中、節約志向の顧客を惹きつけている。
イーマーケターのアナリスト、スージー・ダビドカニアン氏は、「SNAP給付金の失効や、より広範な関税の不確実性が家計に重くのしかかっているにもかかわらず、コア・バリュー・ショッパーは回復力を維持している」と述べた。
ライバルのTJXTJX.Nも水曜日、 (link)、年間利益目標を引き上げた。これは、ディスカウント・アパレルや家庭用家具の旺盛な需要に助けられている。
ロス・ストアーズは、一株当たり年間利益を6.38ドルから6.46ドルの範囲と予想している(前回予想は6.08ドルから6.21ドル)。
LSEGがまとめたデータによると、第3四半期の売上高は56億ドルで、予想の54億2000万ドルを上回った。
同四半期の既存店売上高は7%増加した。
同社は、第4四半期の利益を1株当たり1.77ドルから1.85ドルと予想している(前回予想は1.74ドルから1.81ドル)。また、ホリデーシーズンの既存店売上高は3%から4%増加すると予想し、前回予想の2%から3%増から増加するとしている。
「ホリデーシーズンの贈答品は、まだ必需品に偏っているかもしれないが、低所得者層が多くの懸念よりも持ちこたえていることが、この四半期で明らかになった」とダビッドカニアン氏は付け加えた。