
[ 11月20日 ロイター] - 医療機器メーカーのソルベンタムSOLV.Nは24日、創傷治療のポートフォリオを拡大するため、非上場のアセラ・サージカルを最大8億5000万ドルで買収すると発表した。
契約条件では、ソルベンタムは7億2500万ドルを現金で支払い、さらに特定のマイルストーン達成を条件として最大1億2500万ドルを追加で支払う。ミネソタ州に本社を置くアセラの株価は、取引開始直後に5%近く上昇した。
この買収により、軟組織修復のための合成治療オプションであるアセラのRestrataがソルベンタムの創傷治療ポートフォリオに加わることになる。
ソルベンタムは、医療施設で使用される滅菌装置、創傷被覆材、医療用テープ、その他の病院消耗品の最大手プロバイダーのひとつである。
Restrataはゆっくりと溶ける不織布繊維でできており、治りにくく複雑な創傷の治療に使用される。Restrataは、多孔性の足場として機能し、治癒プロセスを助けるために、創傷に十分な時間留まる。
「再生創傷治療は、エキサイティングで急成長している分野であり、アセラは、急性創傷治療における重要なアンメット・ニーズを満たす革新的な技術を持っています」とソルベンタム社のブライアン・ハンソンCEOは語った。
アセラは今年、約9000万ドルの売上を見込んでいるとソルベンタム社は述べた。
ソルベンタム社は、2026年前半に完了する予定の買収資金を手元資金で賄う予定である。
ソルベンタム社は、この取引は2026年には調整後一株当たり利益に対して若干の希薄化をもたらすが、2027年以降は増加すると予想している。