
[ 11月19日 ロイター] - エヌビディアNVDA.Oは2日、人工知能バブルの懸念が広がる中、クラウドプロバイダーからのAIチップへの需要が急増していることに賭け、第4四半期の売上高がウォール街の予想を上回ると予想した。
AIチップのリーダー企業である同社の業績は、ウォール街にとって決定的な瞬間となった。グローバル市場は、AIインフラ拡張のために何十億ドルも投資した結果、ファンダメンタルズを上回る可能性のある高騰したバリュエーションになったかどうかを判断するために、チップ設計者に注目していた。
LSEGがまとめたデータによると、世界で最も価値ある企業は、アナリストの平均予想616億6000万ドルに対し 、第4四半期の 売上高をプラスマイナス2%の 650億ドルと予想している。
この決算を前に、過去3年間で1,200%の急騰を遂げたエヌビディアの株価は、11月に8% 近く下落した。より広い市場.SPXは今月3% 近く下落している。
それでも、アナリストや投資家は、2022年後半のチャットGPTの発売以来、Nvidiaの業績を支えてきたAIチップの基礎的な需要は引き続き堅調であると広く予想していた。
エヌビディアのジェンセン・フアン最高経営責任者(CEO)は先月、2026年まで同社の先端チップには5000億ドル((link))の予約があると述べた。
Nvidiaの最大の顧客である大手ハイテク企業は、AIデータセンターを拡張するための支出を倍増させ、数十億ドル、数ギガワット規模の拡張に取り組む中で、最も先進的で高価なチップを獲得している。
マイクロソフトは先月、会計年度第1四半期に約350億ドル((link))という記録的な資本支出を報告したが、その約半分は主にチップに費やされた。