
[ 11月19日 ロイター] - 医療機器メーカーのアボット・ラボラトリーズABT.Nが、がん検査メーカーのエグザクト・サイエンシズ・コープEXAS.Oの買収に近づいていると、ブルームバーグ・ニュースが水曜日に関係者の話を引用して報じた。
この買収は数日中に発表される可能性があり、現在審議中である。
時価総額130億ドル以上のエグザクト・サイエンシズ社の株価は25%近く上昇し、アボット社の株価は午後の取引で3%下落した。
アボット社は取引条件について協議中であるという。
両社はロイターのコメント要請に即座に応じなかった。
イグザクト・サイエンシズの主力診断検査であるコロガードは、大腸がんをスクリーニングする非侵襲的検査で、大腸内視鏡検査に代わる簡便な検査法である。
大腸内視鏡検査は、腸の準備、鎮静剤、臨床訪問を必要とするが、Exact社の検査は、便サンプルを採取し、検査機関に郵送することで、自宅で行うことができる。
WHOのデータによれば、大腸癌は世界的に癌関連死亡の第2位の原因である。