
Zaheer Kachwala
[ 11月19日 ロイター] - アドビADBE.Oは、ソフトウェアプラットフォームのセムラッシュSEMR.Nを19億ドルで買収すると、両社は水曜日に発表した。フォトショップメーカーは、マーケティングツールを強化し、ジェネレーティブな人工知能製品でブランドを引き付けようとしている。
同社はSemrushに対して1株当たり12ドルを現金で支払うが、これは同社の株価の最終終値に対して約77.5%のプレミアムを意味する。Semrushの株価は74%上昇し、11.79ドルとなった。
セムラッシュは、検索エンジン最適化、ソーシャルメディア、デジタル広告で企業を支援するAIソフトウェアを設計・開発している。
来年前半に完了する見込みのこの買収により、アドビはマーケティング担当者がウェブサイト上の検索やチャットGPTやGeminiのような生成AIボットを通じて、自社のブランドがオンライン消費者にどのように見られているかをより理解できるようになる。
「Semrushは単体では巨大な収益エンジンではないため、アドビは戦略的価値に見合う対価を支払っているのだろう。AdobeがSemrushのデータを収益化可能なAI製品に素早く変えることができれば、その見返りも高くなる可能性がある」とEmarketerのアナリスト、グレース・ハーモンは言う。
InDesign、Acrobat、Illustratorを含むAdobeのツールは、企業、学生、クリエイティブ・プロフェッショナルが編集、ウェブサイト、パンフレット、グラフィックの作成に広く使用するデザイン・ソフトウェアとして有名になった。
しかし、デジタルデザイン業界における競争が激化する中、AI製品や機能の収益化を急げという投資家の圧力が重荷となり、同社株は今年に入ってから27%以上下落した。
ウィリアム・ブレアのアナリストはメモの中で、「アドビがM&Aのエンジンを再始動させることについては、アドビが長年にわたってこの動きで成功を収めてきたことを考えると、我々は肯定的であるが...この取引は、同社のクリエイティブ・クラウド・ビジネスにまつわる疑問に答えるものではなさそうだ」と述べている。
アドビは9月、デザイン・ソフトウェアへの旺盛な需要に支えられ、年間売上高と利益の見通しを上方修正した((link))。その1カ月後、同社はチャットGPTを通じてユーザーが同社のアプリの1つを直接操作できるようにするため、オープンAI((link))と協力していると発表した。