
[ 11月17日 ロイター] - テック界の大富豪ピーター・ティールのヘッジファンドが、第3四半期中にエヌビディアNVDA.Oの全株式を売却したことが、規制当局への提出書類で明らかになった。
このファンド、ティール・マクロは、AIチップのトップランナーであるエヌビディアの株を、この四半期に53万7742株売却した。この株式は、9月30日の終値で約1億ドルの価値があったことになる。
ティール氏の売却は、先週ソフトバンク9984.Tが保有するエヌビディア株((link))を売却したことと相まって、ウォール街の不安を煽っている。高騰するハイテク企業の評価を後押しする熱狂はピークに達した可能性があり、AIの進歩に投じられる数兆ドルの資金が危険にさらされている。
投資家やアナリストは、水曜日に発表されるエヌビディアの第3四半期決算に注目し、バブルの懸念を払拭しようとするだろう。
ティール財団は、ロイターのコメント要請に即座に応じなかった。
第3四半期、いくつかのヘッジファンドは、「マグニフィセント・セブン」とも呼ばれる大手ハイテク企業7社のうち、 (link)、株式保有比率を引き下げた。
証券取引委員会に提出された書類によると、ティール氏のファンドは現在、アップルAAPL.O、マイクロソフトMSFT.O、そしてテスラTSLA.Oの株式を主な保有銘柄として数えている。