
[10日 ロイター] - UBSグローバル・リサーチは10日、人工知能(AI)銘柄が主導する米株高が2026年まで続くと予想し、S&P総合500種株価指数.SPXの来年末時点の目標値を7500に設定した。ハイテクセクターは企業業績が堅調で、しぶとく成長すると見込んでいる。
S&P500種構成企業についてUBSグローバルは「利益は26年末までに14.4%増加する。成長は、数四半期か低迷した後、来年第2・四半期から加速する」と予測。バブルやAI関連銘柄の高過ぎるバリュエーションへの懸念は残り続けるが、その影響は比較的小さいものにとどまるとした。
世界経済については、26年に加速し、企業景況感と消費者信頼感が改善して、主要国が新たな財政刺激策を打ち出すと予想。「ただ今後4、5カ月間は、(米国では)関税が引き続き物価に、(世界的には)輸出に影響を及ぼして一時的な減速局面を迎え、これを乗り越える必要がある」と警鐘を鳴らした。