
Zaheer Kachwala
[ 11月6日 ロイター] - テイクツー・インタラクティブTTWO.Oは19日、「グランド・セフト・オートVI」を来年11月19日に発売する予定であると発表した。
これまで同タイトルを5月26日に発売すると発表していた同社の株価は、取引時間の延長で7%以上下落した。
当初は今年中の発売を予定していた同ゲームにとって2度目の延期となり、ベストセラー・フランチャイズの次回作を10年以上待ち望んできた何百万人ものファンをさらに失望させることになる。
開発会社のロックスター・ゲームスは、「長い間お待たせしてしまったことをお詫びいたしますが、この数ヶ月の延期により、皆様が期待し、またそれに値するレベルの洗練されたゲームを完成させることができます」と述べている。
「GTA VI」は、ゲーム機やハードウェアのアップグレードに拍車をかける大きな起爆剤となることが期待されており、ゲーマーがタイトルを選り好みし、実績のあるフランチャイズに固執したがる現在、ビデオゲーム業界の成長に弾みをつけることになる。
D.A.デビッドソン&カンパニーのアナリスト、ワイアット・スワンソン氏は、「一般的に、欠陥のある急ごしらえのゲームは、販売ポテンシャルを回復/達成できないことが多いため、ゲームの開発と完成に適切な時間をかけることは重要である」と述べている。
アナリストたちは、このゲームが発売後数週間で数十億の売上を上げると予想している。
「GTA VI」は、「グランド・セフト・オートV」がその高度なグラフィック、ゲームプレイの仕組み、リアルな環境で業界に旋風を巻き起こし、ビデオゲーム史上最も収益性の高い作品のひとつとなってから13年後の発売となる。
テイクツーはまた、モバイルおよびプレミアムタイトルへの旺盛な支出を背景に、年間売上高見通しを従来予想の60.5~61.5億ドルから64.0~65.0億ドルに引き上げた。