
[ 11月6日 ロイター] - エコースターSATS.Oは木曜日、スペースXの株式と引き換えに、ワイヤレス周波数ライセンスを約26億ドルでスペースXに売却すると発表した。
これとは別に、通信サービス会社はエコースター・キャピタルの新しい投資部門を発表し、第3四半期決算を発表、5Gネットワークの一部廃止に伴う一時的な減損費用164億8000万ドルを計上した。
同社の株価は午後の取引で約1%下落した。
AWS-3ライセンスは、移動体通信や衛星通信をサポートするために使用できる全米の電波をカバーしている。
エコースターのワイヤレス電波とスペースXのロケット打ち上げ・衛星製造能力を組み合わせることで、強力で手頃な価格のダイレクト・ツー・セル・サービスを迅速に構築できる、とエコースター・キャピタルのハミド・アカバンCEOは語った。
エコースターの共同設立者であるチャーリー・アーゲン氏がエコースター全体を率いることになる。
同社は、有料テレビサービス「ディッシュTV」、ストリーミングテレビサービス「スリングTV」、ワイヤレスサービス「ブーストモバイル」、衛星通信サービス「ヒューズ」の現在の事業は、9月に締結された170億ドルの合意((link))を拡大した今回のスペースX社との契約によって影響を受けることはないと述べた。
米連邦通信委員会は9月、エコースターがスペースXとAT&Tに無線周波数帯を売却する契約を結んだ後、エコースターの5G構築義務に関する調査((link))を打ち切ると発表していた。
EchoStarは8月、全米の無線周波数帯の一部((link))をAT&Tに230億ドルで売却した。AT&Tは全米で50MHzのミッドバンドとローバンドの周波数帯を取得することで合意した。