
Joel Jose
[ 11月6日 ロイター] - ドアダッシュDASH.Oの株価は、木曜日に14.2%下落した。コスト懸念が高まる中、同社が2026年の成長戦略のために数億ドルを追加投資する計画に投資家が反発したためだ。
サンフランシスコに本社を置く同社はまた、経費の増加により、第3四半期の利益についてウォール街の予想((link))を下回った。
ドアダッシュは、ドミノ・ピザDPZ.N、小売のクローガーKR.N、ロボット工学企業のサーブ・ロボティクスSERV.Oなどとのパートナーシップへの 投資を拡大し、より幅広い顧客層にラストワンマイルデリバリーを提供している。
ランニング・ポイント・キャピタル・アドバイザーズのパートナーで最高投資責任者(CIO)のマイケル・アシュレー・シュルマン氏は、「市場の反応は、個人消費とマクロ的な不確実性に対する広範な懸念を反映している」と語った。
ボット、技術統合、ブランド提携といった長期的な賭けの目先のコストを投資家が嫌気しているためだ、と彼は言う。
今年に入ってから株価が約42%上昇した同社は、第3四半期のコストと経費の合計が前年同期比約23%増の31億9000万ドルになったと発表した。
しかし、これらのパートナーシップのおかげで、同社は四半期収益予想を上回り、第4四半期の商品総額はウォール街の予想を上回ると予想した。
しかし、アナリストの中には、同社の積極的な投資とリターンの歴史を考えれば、今回の 追加投資は「サプライズ」ではないと言う者もいる。
モルガン・スタンレーはメモの中で、「ドアダッシュは中核事業である米国レストラン事業とデリバーの利益プールを成長への再投資に充てているため、これらの投資は投資哲学の変更とは見なさない」と述べた。
ドアダッシュは今年初め、39億ドルで英国のライバル、デリバルー (link) ROO.L を買収した。