
[ 11月5日 ロイター] - 医薬品販売会社のマッケソンMCK.Nは22日 、がん治療薬と特殊医薬品の流通事業の力強い成長に賭け、2026年度の 利益予想を 上方 修正した。
同社の株価は取引時間の延長で約2%上昇した。
米国の医薬品販売会社は、高い利益率を背景に、関節リウマチやがんなどの複雑な症状を治療する特殊医薬品市場で存在感を高めている。
マッケソンは、2026年度の調整後1株当たり利益を、従来の38.05ドルから38.55ドルの見通しから、38.35ドルから38.85ドルの 範囲と予想している。LSEGがまとめたデータによると、アナリストの平均予想は一株当たり38.33ドル 。
水曜日には、同業のCencora (link) COR.Nも2026年の利益見通しを上方修正し、2030年までに10億ドル以上を投資して米国のネットワークを拡大すると述べた。
調整後ベースでは、マッケソンの当四半期の一株当たり利益は9.86ドルで 、アナリスト予想の9.02 ドルを上回った。
第2四半期の売上高は1,031億5 ,000万ドルで、予想の1,041億3,000万ドルを上回った。
医薬品販売会社の最大部門である米国医薬品部門の売上高は865億ドル。これは昨年を8%上回ったが 、コンセンサス予想の874億ドルには届かなかった。
マッケソンは9月、 (link) を4つのセグメントに再編成し、がん治療薬など利益率の高い事業に焦点を絞り、成長を促進すると発表した。