
Danilo Masoni
[ 11月5日 ロイター] - セレス・パワーCWR.Lは水曜日、英国のクリーンエネルギー技術開発会社がデータセンターへの電力供給を支援するため、中国の筆頭株主とライセンス契約を結んだと発表し、23%以上急騰した。
(link) この動きは、AIインフラ構築をサポートするエネルギー企業への投資家の関心の高まりによって、すでに株価に勢いを与えた。
オラクルORCL.Nとの契約により今年480%の急騰を見せた米上場企業ブルーム・エナジーBE.Nとアナリストからよく比較されるセレスは、歴史的にアジア市場に注力してきた。
(link)、Weichai Power 000338.SZは、AIデータセンター、商業ビル、産業用アプリケーションをターゲットに、セレスの固体酸化物燃料電池と定置用電源システム用スタックを中国で製造する。
金銭的な条件は明らかにされていないが、セレスは、このライセンスからの収益は来年認識される見込みであり、2025年のガイダンスは変更されていないと述べた。
エネルギー転換ファンドSpesXのCIOであるルカ・モロ氏は、今回の急騰は「AIへの電力供給」というテーマへの熱狂によるところが大きく、投資家はこのトレンドに関連した銘柄を物色していると述べた。
同氏は、今回の買収が赤字企業のファンダメンタルズを劇的に変えたわけではないと指摘し、注意を促した。
「この買収は正しい方向への一歩だが、現在の評価を正当化するために必要なキャッシュフローを生み出すかどうかはまだわからない」と同氏は述べた。
セレス・パワーは過去2ヶ月で300%近く上昇し、時価総額を10億ドルに近づけた。1112GMTまでに、FTSE250 .FTMC の株価は21%上昇し、380ペンスとなった。
ゴールドマン・サックスは今週、同社がデータセンター成長の次の波から利益を得る立場にあるとし、480ペンスを目標に欧州の確信リストに追加した((link))。
UBSは、セレスが1年早い2026年に収支均衡((link))を達成すると予想している。