米ＥＶリビアン、第3四半期売上高が予想超え　駆け込み需要寄与

Akash Sriram　Abhirup Roy

[４日 ロイター] - 米電気自動車（ＥＶ）メーカー、リビアン・オートモーティブRIVN.Oが４日発表した２０２５年第３・四半期決算は、売上高が１５億６０００万ドルとなり、ＬＳＥＧがまとめたアナリスト予想平均の１５億ドルを上回った。連邦政府の税制優遇措置廃止前の駆け込み需要が寄与した。

調整後１株利益は０．６５ドルで、アナリスト予想の０．７２ドルに届かなかった。

リビアンは先月、第３・四半期納車台数が前年同期比３２％増の１万３２０１台だったと発表。ただ、７５００ドルのＥＶ購入向け税額控除が終了したことによる需要の不確実性と米関税によるコスト圧力に備え、通期納車台数予測を４万１５００─４万３５００台にやや下方修正した。

アナリストらは税額控除終了によるＥＶ価格上昇で、第４・四半期納車台数も減少を予想している。

リビアンのスカリンジ最高経営責任者（ＣＥＯ）はロイターに対し、「需要の前倒しがあったため、１０月はやや不安定な月になるだろう。ただ通期では、需要は当初予想通り推移すると考えている」と述べた。