
Zaheer Kachwala
[ 11月4日 ロイター] - パランティア・テクノロジーズPLTR.Oは火曜日、好調な四半期更新が記録的な上昇を伸ばすことができず、約6% 下落した。
今年2倍以上に値上がりした同社は月曜日、第4四半期の売上高を市場予想を上回る (link)、急速なAIの普及が同社のデータ分析サービスの需要を押し上げたことが背景にあると予想した。
同社の株価は、パランティアのデータとAI技術を防衛業務に使用するなどの契約を多数獲得したことで、米国政府との強い関係に乗じている。
「ビッグ・ショート」投資家のマイケル・バリーは、2008年に米国の住宅市場に対するベットを成功させたことで知られているが、月曜日の規制当局への提出書類によると、現在はエヌビディアNVDA.Oとパランティアに弱気のベットを置いている。
先月末、バリーは2年以上ぶりのXポストでバブルを警告し、AIとハイテク産業における支出の膨張に対する投資家の懸念を煽った。
「バリーがタイミングを見計らったのか、それとも市場取引前の株価下落が、パランティアが再び上昇に転じる前の一服なのかは、時間が解決してくれるだろう」とAJベルの市場責任者、ダン・コーツワースは言う。
パランティアの株価は、過去2年間で約1,000%急騰した後、今年に入ってから170%以上上昇しており、ビッグテックやAI大手のマイクロソフトMSFT.O、アマゾンAMZN.O、アルファベットGOOGL.Oなどのハイテク企業を大きく上回っている。
パランティアはここ数年、小売の人気銘柄として浮上しており、最終終値時点での1日の小売現金取引高は約3億200万ドルで、バンダ・トラック・リサーチが監視する米国上場株の中で3番目に高い。
現在の損失が維持されれば、同社は時価総額から330億 ドル以上を消し去ることになる。
Palantirは、AIチップのトップランナーであるNvidiaの33倍、Microsoftの29.92倍と比較して、12ヶ月先の利益予想の250倍近くで取引されている。