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マリオット、好調な高級ホテル需要で2025年の利益予想を上方修正

ロイターNov 4, 2025 2:52 PM

Aishwarya Jain

- ホテル運営会社のマリオット・インターナショナルMAR.Oは2025年通期の利益予想を上方修正し、第3四半期の予想を上回った。

同社の株価は午前中の取引で2%上昇した。

過去1年間、マリオットはドナルド・トランプ大統領の予算削減が職員のレイオフや旅行予算の引き締めを引き起こし、米政府機関の宿泊予約数が減少したことが響いた。

マリオットによると、セレクト・サービス・ホテルの業績悪化は、政府支出の減少によるところが大きいという。

リッツカールトンやセントレジスなどのブランドを含むマリオットの高級部門の売上は、経済的に回復力のある顧客に対応しており、バジェットサービスやセレクトサービスの需要鈍化の影響を緩和した。米国およびカナダの高級ホテル事業の客室売上は、報告された四半期に3.5%増加した。

リーニー・オバーグ最高財務責任者(CFO)は決算発表の電話会見で、「来年を展望すると、高級チェーンは低価格チェーンを上回る業績を上げ続けるだろう」と述べた。

米国では、関税政策の転換とインフレが相まって物価が上昇することを懸念し、コスト意識の高い家計が旅行支出を控えているため、格安および中規模宿泊施設の需要も打撃を受けている。

オバーグ氏によると、政府支出による客室収入は、この四半期に世界全体で14%減少したという。

ライバルのヒルトンは先月、ワシントンの行き詰まりを背景に6週目にまで及んだ米政府機関閉鎖の影響を「いくらか」受けた((link))と述べた。

マリオットは現在、2025年の一株当たり調整後利益を9.98ドルから10.06ドルと予想している。

LSEGがまとめたデータによると、メリーランド州ベセスダを拠点とする同社は、第3四半期の調整後1当たり利益を2.47ドルと発表した。

バーンスタイン社のアナリスト、リチャード・クラーク氏は、「長期的に見れば、この数字はよく受け止められるはずだ。

総売上は64億9000万ドルで、予想の 64億6000万ドルを上回った。

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